彼女の涙に教わったこと
お気にいりの場所の一つ。
とあるスターバックスコーヒーの大きなテーブルの端っこの席にて。
日本中、数多あるスタバの中で、なぜかこの場所は特別に心が穏やかになる。
ラテを飲み干したのと同時に、ふとある女性の顔を思い出す。
彼女に出逢ったのは、2ヶ月前。
そして、まだ一度しか会ったことがないのだけれど。
この記事の目次
どうしても学びたい、そう思ったきっかけ
今年に入り、どうしても学び直したいことがありました。
それは、朝倉千恵子先生が主宰されている「トップセールスレディ育成塾」です。
2015年に朝倉先生の講演をお聴きしてから、進みたい道のベクトルが定まってきたように思います。「いつかこの方から学びたい、私も人を応援するプロに絶対なる」と心に決め、その1年後、トップセールスレディ育成塾の128期生として学びました。
JALを退職し、どこにも所属していない自分は、
「何をされているのですか」と聞かれ、自己紹介することがすごく嫌でした。
大企業を名乗ればそれだけで認めてもらえるという驕りが、それまではあったのかもしれません。そんな自分もかっこ悪くて嫌いでした。
新たにやってみたいと思う目標ができた時、肩書きは関係なく信頼され信用される存在になりたいと、一歩を踏み出したあの日からもう2年が経とうとしています。
あの時は、ただただ自分のため。
自信をつけたくて、必死に学びました。
でも、今回は違います。
新たに仕事をはじめ、多くの方と出逢う中で、もっと人を励ましたいと思いました。
自信を与えたくて、勇気を与えたくて、人のために学ぶと心に決めて臨んだのです。
今年3月から2ヶ月間通ったトップセールスレディ育成塾144期生での学び。
そこには神様が用意してくれていたかのような、素晴らしい同期との出逢いが待ち構えていました。
私は、彼女たちに出逢うためにこの期を選び受講したのかもしれない。
心から愛おしく思う一人一人に感謝です。
あなたが心に決めたことは、何ですか
2019年4月28日。
トップセールスレディ育成塾5日目、最終日。
会場に足を踏み入れた瞬間、いろんな感情が溢れ終始涙を堪えるのに必死でしたが、
厳しい審査を乗り越えて同期17名とともに無事修了することができました。
最後に一言ずつ、決意を述べ朝倉先生に修了証書をいただく。
自分が何を語ったかははっきりと覚えていませんが、ある同期の言葉に大きな衝撃を受けました。
彼女は、3月に大学を卒業したばかりの22歳。
在学中、朝倉先生との出逢いに心を動かされ、社会人になる前に学ぼうと決心したそうです。
彼女は、涙をいっぱい目にためて静かに話し始めました。
先日、初めてお給料をもらいました。
まだ仕事もできない自分が、これだけのお金をいただけることを本当に有難いなぁと思います。会社でも今は研修を受けています。いつも一番前に座り、率先して手を挙げる。同期からしたら、一人浮いてるように見えるかもしれない。いい格好しているように見えるかもしれない。
でも、私は朝倉先生が言ってくださったように突き抜けたいと思っています。絶対トップを取ってみせる!と決めています。
だから色々言う人がいても、私はここで学ばせてもらったことを貫きます。
彼女の涙に教わったこと
最近、とても感じることがあります。
それは、若い人たちの素晴らしい感性と、秘めたる可能性です。
自分の子どもでもおかしくない年令の彼ら彼女らが、目を輝かせ向かう未来。
絶対に明るいものであってほしいと心から願います。
そして、「こんな大人になりたい」と思ってもらえるような生き方がしたいと、思うのです。
彼女の純粋な初心。
その在り方は、人の在り方までを変える力がある。私は、影響を受けた一人、そしてその涙に背中を押された一人としてお礼を伝えたいな、と思います。
Hさん、ありがとう。
ふと、あなたの顔が浮かびました。
たとえこれから、たくさんの壁にぶち当たったとしても、あなたはそれを乗り越えて、もっとすごい力に変える人です。
また、成長したHさんに会える日を楽しみにしています。
大丈夫、絶対にうまくいくよ。
投稿者プロフィール
- 15年半の客室乗務員生活の中で得た、人と信頼関係を築くうえで大切なこと。自分を信じる心の育て方。お客さまとのエピソードや、部下・上司とのエピソード、時には夫婦のエピソードを交えながら人間関係がうまくいく秘訣を伝えていきます。
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